• NEXT TECHNOLOGY TRY 2020 / cybersecurity
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サイバーセキュリティ

  • Sci-ence 01
  • The Strongest Defense

最強の守り 最強の守り

未知なる脅威との、 終わりなき戦いに挑むヒーローたち。 未知なる脅威との、 終わりなき戦いに挑むヒーローたち。

様々な脅威や攻撃をブロックし大会の安定運営に貢献

2021年に開催された国際的なスポーツ大会の運営に重要な通信サービスを提供

見えない脅威に、
人間力と技術で立ち向かう。

IoT やビッグデータ、AI(人工知能)などの革新技術が高度に浸透していく社会。サイバー空間とフィジカル空間が融合し、便利で豊かなSmart World が実現しようとする背後で、サイバー攻撃による被害の拡大や、社会的な損失のリスクが肥大化している。テクノロジーの発展における負の側面として、サイバー攻撃手法の進化・巧妙化もまた、進化していく事は避けられない。急速なDX(デジタルトランスフォーメーション)に対応できず、セキュリティの観点では脆弱なままインターネットに接続されているIoT 機器も未だ多く存在している状況下、それらを狙った大規模サイバー攻撃や、自律的な動作能力を高めたマルウェアの出現による被害が、世界中で起こっている。未来の社会価値創造と、未知のリスクの発生は、不可分的に起こる問題であり、“終わりなき戦い” でもある。そして、その戦いは、常に人知れず行われている。なぜなら、その戦いの事実が公に知られていない状態こそが、“セキュアな状態を実現できている” という、理想的な結果だからに他ならない。
2021年に開催された国際的なスポーツ大会でも、そんな見えない脅威と戦う、アンサングヒーローたちがいた。大規模な国際的なイベントの宿命か、この大会では過去最大規模のサイバー攻撃を受ける事となった。しかし、大会期間中に運営の進行を妨げるサイバーインシデントの発生は、皆無だった。この勝利の裏には、30年以上にわたって、通信と情報のセキュリティを考え続けてきたNTT の知見と最新技術、そして、知恵や想いを武器とする“人間力” があった。

未曾有の攻撃量を、史上最強の防衛力でゼロに。

未曾有の攻撃量を、史上最強の防衛力でゼロに。
  • ・ 大会期間中に観測したセキュリティイベントの総数、約4億5,000万回(過去大会の2倍以上※)
  • ・ コロナ禍と1年の開催延期に伴うセキュリティ環境の危機(新たな脅威の出現や感染対策の構築)

あらゆる観点で、2021年に開催された国際的なスポーツ大会におけるセキュリティ環境は厳しいものだった。開催が1年遅れれば、それだけ新たなサイバー攻撃も生まれる。事実、2020年後半から2021年初めにかけて、国内外に新たなランサムウェアが出現し重要インフラを停止させてしまうようなサイバー攻撃も発生。そのような状況にも関わらず、史上最大規模の攻撃量に対し、まさに史上最強のセキュリティを構築し、全てをブロック
また、大会延期や無観客開催の決定に伴うオペレーションの変更や通信環境の整備、感染対策を踏まえたセキュリティ運営の再設計など、多くの課題を同時に解決する総合力が発揮された。

NTT が提供した通信サービスの概要

大会用データネットワークとして使用された会場LAN は、光ケーブル1,200km、メタルケーブル3,900km、放送用ネットワークは、光ケーブル1,900km、専用線で1万kmに到達。
Wi-Fi アクセスポイント1万1,000カ所、携帯電話1万9,600台、固定電話2,800台、CATV セットトップボックス6,800台

コロナ禍での大会開催となったため、リモート会議やツールを活用した運営、コロナ感染症対策として関係者の健康情報・PCR 検査結果を見える化するシステム、無観客開催でも過去最大のアクセスを記録した各種Webサイト等、これまで以上にテクノロジーが重要な大会となり、NTT が提供した通信サービスとそれを支えるサイバーセキュリティは、世界的に評価されるものとなった。

成功に導いた「4つのT」。
それは、未来を守る“人間力の結集” だった。

  • T1

    Threat Intelligence & Monitoring

    (脅威情報とモニタリング)

    過去の大会で起きた事例や、最新の脅威情報をつぶさに検証し、事前の徹底した予測シナリオの構築と、内部外部のシステムを問わず、あらゆる脅威情報をモニタリング。グローバルなICT サービス事業者やセキュリティプロバイダーとも連携した、情報結集力が鍵となった。
  • T2

    Total Security Solutions

    (統合的セキュリティソリューション)

    複雑なITC 運用環境で、安心安全な機器を選定し、Cyber Hygiene(サイバー衛生) 環境を整備。また、NTT が独自開発してきたWideAngle MSS を採用し、危険因子の早期検知と対処を実現。これを大会向けセキュリティオペレーションセンターで実用化し、社内外のスペシャリストと広く協働した。
  • T3

    Talent, Mind & Formation

    (人材、心持、フォーメーション)

    セキュリティ・プログラムを扱う人材の、高度な知識や技術の取得みならず、予防保全に対するマインドセットも。事前の研修プログラムやレッドチームなどを通じた能力強化を推進。大会のオペレーションセンターでは、班ごとの役割分担、連携方法を明確に規定し、まさに人間力を最大化することを重視した。
  • T4

    Team 2020

    (ステークホルダーマネジメント)

    大規模なイベントだからこそ、“ワンチームになること”。それ無しには、最強の守りを実現する事は不可能だった。国内外のICT サービス事業者やプロバイダー、重要インフラ関連機関、政府、東京2020 組織委員会... あらゆるステークホルダーとの連帯によって、多くの知恵や技術の融合を産み出し、今大会の成功へ導いた。

未来へのバトン

セキュリティは、
防衛力から価値創造の原動力へ。

今後も、テクノロジーやネットワーク環境が進化していく限り、この見えない戦いはつづく。デジタルの進化によって、サイバー空間とフィジカル空間の境界が溶けた未来(Smart World)では、想像を超えるような豊かな社会の実現と同時に、これまでとは全く異質で、より高度な攻撃も待ち受けているだろう。全ての人が安全かつ平穏に、高度デジタル社会の恩恵を享受できるような、真のSmart World の実現には、高度で広範囲にわたるセキュリティ対策が必要不可欠なものとなる。
さらに、セキュリティ対策のコスト増大や人的リソースの不足などの課題も想定される。そういった未知のサイバーリスクに対抗するためには、既存のセキュリティ対策の延長や単なる増強だけでは限界が来るだろう。サイバー攻撃に対する防御技術、対策能力や手法、あらゆる視点での抜本的な改革が必要になっていく。サイバーセキュリティの概念は、もはや危機管理として(ー)マイナスを(0)ゼロにする側面だけでなく、テクノロジーがもたらす豊かさを安定的に推進していく(+)プラスの原動力となる時代に突入しつつある。NTT は、これからも終わらないサイバーリスクと戦い続けながら、セキュリティの価値を問い続けなくてはならない。その根底には常に、この2021年に培った「人を想い、人を活かし、人を繋ぐ“人間力”」がある。それこそが、これから待ち受ける戦いで、最も強い武器になっているはずだ。

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