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IOWNってなに?これまでの常識が変わる「スマート」で「ナチュラル」な未来像

画像:IOWNってなに?これまでの常識が変わる「スマート」で「ナチュラル」な未来像

2019年、NTTはこれまでの研究開発の知見に基づき、「IOWN」*1(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)という新しいネットワーク構想を発表しました。
代表取締役社長である澤田純は「AI(人工知能)、VR/AR(仮想現実/拡張現実)、ヒューマン・マシン・インターフェースなどNTTが注力する11の分野*とともに、新たなネットワーク技術「オールフォトニクス・ネットワーク」を提供したい」とコメントしています。

「フォトニクス」という言葉を聞いて、みなさんは何を想像しますか?

「フォト」というと、「写真(Photograph)」を想像する人が多いのではないでしょうか。フォトニクス(Photonics)は、写真の語源でもある「光子(Photon)」の技術を指しています。つまり、これまでの電子工学「Electronics」から、光の科学と応用「Photonics」を中心に据えたネットワークを構築しようという構想です。

トーマス・エジソンが電球を発明して以来、私たち人類の生活様式はそれまでとは大きく変わっていきました。家に帰って電気をつける、テレビをつける、パソコンを起動する、スマホを使う、エアコンをつける、買ってきた食品や飲み物を冷蔵庫に入れる・・・私たちの生活は電気、電力といったエレクトロニクスと無関係ではいられません。

しかし、IoTやAIがさらに進化し、スマートな社会が実現すると、私たちの生活も大きく変わってきて、現在の生活基盤である電気だけでは大容量のデータやエネルギーの送受信をまかないきれなくなると言われています。

不足するデータやエネルギーを補うものとして、NTTは研究開発してきた『光の技術』の活用を考えています。
その理由は、光は電気よりも速いので遅延が少なく、電気よりも大容量のデータを転送でき、それにともない消費電力も抑えることができるからです。

また、これまで主に通信で使われてきた光技術を、端末やサーバーでの情報処理にも適用します。具体的には、デバイス内のチップ間やメニーコアチップ内のコア間の伝送、チップ内の信号処理なども光化することで、光から電気への変換処理を不要にし、低消費電力や低遅延を実現します。

これがオールフォトニクス・ネットワークです。NTTはオールフォトニクス・ネットワークの目標性能として、低消費電力、低遅延、大容量・高品質の3項目をそれぞれ現在の約100倍の向上を目標としています。

大容量のデータ通信、低遅延、緻密な情報処理、低消費電力が実現すれば、たとえば、スポーツ観戦の体験を変えるスマートスタジアムや、観戦者同士が離れた場所で感動を共有できるリアルタイム観戦など、これまでにない、よりダイナミックな臨場感を楽しむことができるようになります。

多彩なテクノロジーはどのように世界を「スマート」にし、私たちにとって「ナチュラル」なものになっていくのか。従来とは発想の異なる情報通信インフラ「IOWN」が多様な価値観を認め合う社会を実現させるかもしれません。

IOWN構想の描く未来。

それに私たちの想像力が追いつくには難しいと思います。それは、エジソンの電球以前に以後の世界を想像するのが難しいのと似ています。
しかし、着実にオールフォトニクス・ネットワーク技術は私たちの日常を大きく変革していきます。
2020年においても、スポーツ観戦やエンターテイメントの分野で、このIOWNを少しだけ味わえることでしょう。

*1
IOWN(アイオン)とは「Innovative Optical and Wireless Network」の略で「光ベースの革新的なネットワークの構想」という意味。NTTはソニー、インテルとともに「IOWN Global Forum」という業界団体を設立し、IOWNによってもたらされる未来社会のコミュニケーション基盤の構築のため、それぞれの得意分野を生かした研究開発を行っています。
https://www.rd.ntt/iown/別ウィンドウで開きます

*2
人工知能、仮想現実/拡張現実、ヒューマン・マシン・インターフェース、セキュリティ、情報処理基盤、ネットワーク、エネルギー、量子コンピューティング、バイオ・メディカル、先端技術、アディティブ・マニュファクチュアリング
https://www.rd.ntt/techreport/別ウィンドウで開きます