ACTION TO 2020

未来につなぐバトン

ユニバーサル・多様性

未来への学びをはじめよう!
みんながつながるコミュニケーションとは

画像:競技会場周辺におけるバリアフリー状況を確認するため当事者の人々と移動するNTTスタッフとバリアフリー調査のメンバーの写真。

ストレスフリー社会・ ユニバーサル社会の実現にむけて

ラグビーワールドカップ2019 日本大会、そして2020年を迎える日本。街の環境は変化し、同時に多くのプログラムが全国各地で行われています。
訪日外国人が5年連続で過去最高の旅行者数を更新し、障がい者・高齢者・外国人などの移動制約者が複数の公共交通機関を利用して円滑に移動できるバリアフリーのあり方について注目が集まっている中、日本そして東京を訪れるすべての人が、言語や文化の違いを超えて競技を楽しめるよう、2019年、2020年に向けてNTTは競技会場周辺のバリアフリー調査を各自治体やパートナーのみなさまとともに行っています。

「いっしょに歩きましょう」
誰もが動きやすい日本へ

誰でもスムーズに会場に移動できるよう、競技会場周辺におけるバリアフリー状況(段差、通路幅、トイレ、エレベーター等)や、駅から会場までのバリアフリー経路について、東京都(江東区)と大分県(大分市)にてユニバーサル調査を行いました。

バリアフリーとは障壁のないこと。
「普段、何となく歩いている道でも、とても進みにくいですね。」

調査の際は、車いす利用者の方や視覚障がい者の視点からバリアフリー情報をマップに登録していきますが、いつも何気なく歩いている街中を、実際に当事者の方と行動してみないと分からないことに多々気づかされます。バリアフリーマップは、通路の段差・坂道・施設内などのエレベーターや多目的トイレの有無など、高齢者や障がい者、乳幼児を連れた方々が安心して外出できる情報をまとめたもので、NTTは誰でも安心して外出できるバリアフリーマップの作成を2016年より行っています。

調査当日、競技会場へは当事者の方と一緒に移動、電車を使いました。駅に到着後、視覚障がいの方が階段を降りるにはストレスではないかと配慮し、エレベーターに乗りましょうと声掛けをしたところ、”いっしょに歩きましょう”と、わたしたちの考えとは逆に階段へ向かうことに。

画像:競技会場の最寄り駅の階段を降りる一同の写真。白杖を持った視覚障がい者の姿も。

ボランティアのみなさんと一緒に街のバリアーを調査。2020年の競技大会会場周辺を中心にWEBで見れるバリアフリーマップを作成しました

「エレベーターは普段あまり使わないんですよ。上下に移動するボタンの場所を探しているうちに時間がかかってしまったり、エレベーターの設置場所によっては、乗り口と降り口が別になっていることもあって方向がわからなくなるんですよね。健康の為にも階段を使いましょう(笑)」と笑顔で話をしてくれました。
上下階を移動するエレベーターはとっても便利ですが、当事者に話を伺うことで自分とは違う相手への思いやりと、行動することの大切さを知ることができました。

画像:WEBが接続されたタブレットの写真。ブラウザー上に競技場周辺の地図とバリアフリー経路が表示されている。

自分たちの足で歩いて、見たもの感じたことを登録してつながるユニバーサルマップが完成!

画像:街中でタブレットで写真を撮り記録するバリアフリー調査の男性の後ろ姿の写真。

点字ブロックが切れていないか、歩車分離はあるかなど街の様子も撮影し地図に登録していきます

車いすやベビーカーを使用する方が、競技会場への移動の際に危険な場所はないか、傾斜はどのくらいあるのかなど、実際に自分たちの足で調査を行いひとつひとつマップに登録を行った今回の調査では、坂や段差といったバリアはあったものの、困っていると声をかけてくれたり、道を譲ってくれる方々も。ひとつひとつ手作業で情報を登録した後、みんなで登録した情報が地図となり完成!! 達成感を味わうことができました。

可能性を信じて一人ひとりの生き方や多様性を受入れること

みんなが安心して生活でき、心にやさしいバリアフリーを次の世代へつなぐ様々な取り組みとして、競技の魅力を発信していく体験イベントやウォーキングイベントなども全国で行われており、わたしたちNTTも参加しています。

5月に開催された東京都パラリンピック競技体験プログラムにおいてNTTブースでは、通話内容を自動的にテキスト化するドコモの「みえる電話」をはじめ、撮った写真を視覚に障がいのある方と晴眼者がいっしょに楽しめる「3Dフォト体験」や「みんなでつくるユニバーサルマップ」など、誰もが楽しめて利用しやすいユニバーサルに関する様々な取り組みをご紹介いたしました。

画像:バリアフリーについて意見を聞くNTTスタッフと答える障がい当事者の後ろ姿の写真。

[みんなでつくるユニバーサルマップ]
バリアフリーな社会の実現のため、当事者からさまざまな貴重な声を聴くことができました

画像:3Dフォトを体感する晴眼者の来場者の写真。指先で印刷面に触れ、驚いた顔をしている。

[3Dフォト体験]
撮影した写真を特殊なペーパーを用いて印刷し、専用の立体コピー作成機に通すと凹凸ができ、指先で確認することができます

画像:ジャパンウォークの会場の様子の写真。盲導犬を連れた男性と少女が笑顔で歩いている。

[ジャパンウォーク]
ご家族やおともだちと一緒に、車いすの方、盲導犬ユーザーの方など多くの方々がウォーキングイベントに楽しく参加されました

画像:バリアフリーマップを表示するスマートフォンの写真。屋外で男性が操作している姿の手元のアップ。

[みんなでつくるユニバーサルマップ]
ユニバーサルトイレの位置や、急な傾斜がある道などの情報をナビゲーションするバリアフリーマップは英語にも対応しています

ドコモの「みえる電話」は、いつもの電話と同じ操作で相手の声を文字に変換してくれるアプリ。文字を入力して相手に音声で伝えることも可能で、24時間いつでも便利に電話でのコミュニケーションをサポートします。

画像:ドコモの「みえる電話」を操作する手元の写真。電話先の相手の声が文字に変換され、トーク画面に表示されている様子。

聞き取れない不安をなくすドコモの「みえる電話」

「普段は家族に代理の電話を頼んでいるが、一人の時にすぐに電話できなくて困っていた」
「遠方に住む高齢の親と連絡したいがメールは無理。みえる電話で電話ができれば非常に助かる」
など、“電話”を介したコミュニケーションにとても苦労されてきたことを、お立ち寄りいただいた当事者や家族の方から伺いました。

音声と文字の変換をリアルタイムで行うことで、いつでもご自身で電話を使うことが可能になる「みえる電話」によって、音声の聞こえづらい障がいのある方や高齢の方をサポートし、より豊かな社会の実現に向けて貢献してまいります。

※現在は、申込者を対象にしたトライアルサービスを実施中です。

話すこと、声を掛け合うことの大切さ

今から128年前の1890年(明治23年)2月16日、東京と横浜で電話事業がスタートしました。その後、ダイヤル式の黒電話やプッシュフォン、移動電話のショルダーフォンや 手のひらサイズの携帯電話が登場し、現在のスマートフォンに進化しましたが、どの時代でも大きな役割は”会話”です。話し手と聞き手の相互理解が高まることによってよい人間関係をつくるきっかけにもつながります。

2020年まであと2年。インターネットやソーシャルネットワークが有効なコミュニケーションとされている現代ですが、話すこと、声を掛け合うことの大切さは変わりません。2020年の競技大会をきっかけに、より一層多様で豊かな「バリアフリー社会の実現」とすべての人にやさしい街づくりをお手伝いするために、NTTはこれからもサポートを行ってまいります。

画像:河川敷に集まり、カメラに向かって一致団結するNTTスタッフの数十人の写真。